Barbara Dickson Obituary

再び火をつける

Source: Shutterstock.com / MattiaATH

ジニーは怖くなった。心臓の鼓動が速く、手が震えているのに気づいた。「やっぱりこんな危ないところで、野宿するんじゃなかった・・・」と少し後悔した。そして、そっとハンモックから降り、ほとんど消えかかっている焚き火の方に近づいた。焚き火の周りは人や動物が来た形跡はなかった。

細くて乾燥した小枝を何本か見つけて、火の中に投げ込んだ。小枝がパチパチと音を立てて燃え始め、やがて明るい炎が舞い上がった。